こんにちは。しゃけ(@kkkmmmzzz1)です。
今回はお笑い芸人とIT企業役員をしている厚切りジェイソンさんの『ジェイソン流お金の増やし方』を紹介します。
いままで投資をしたことが無い人でも分かりやすく書かれていてとても読みやすい本です。
他の長期投資本にも書かれている長期投資の原則を、厚切りジェイソンご本人の経験も交えながら分かりやすく説明されています。
たった3つの手順で増やすジェイソン流投資法
前述のTwitterにも書いてあるのですがジェイソン氏の投資手法は下記3つのステップです。
- 支出を減らす
- 残りのお金を投資に回す
- 待つ
非常にシンプルです。
本書ではこれらを具体的にどのように実践しているかが書かれています。
1.支出を減らす

支出を可視化する
支出削減の第1歩として自分の支出を可視化することをすすめています。
毎月なににいくら使っているのかが分かれば、効果的な節約方法が見えてくるはず。
例えば食費は月3万円で飲み代が月5万円であれば、後者を削るほうが簡単で効果が大きいでしょう。
ジェイソン氏はMoneyTreeというアプリをおすすめしています。
収入が増えても支出を増やさない
収入が増えるとつい贅沢をしたくなってしまいがちですが、
それではいつまで経ってもお金は貯まりません。
ヘドニック・トレッドミル=快楽順応ということばがあります。
ヘドニックは快楽、トレッドミルとはジムにおいてあるランニングマシーンのことです。
快楽は慣れてしまうので、快楽のための支出を増やしだしたらキリがありません。
このトレッドミルから抜け出すために支出を減らす工夫が大切です。
自分にとって本当に欲しいものにお金を使う
支出を減らすために、お金を使う前に「それは本当に自分が欲しいものか」を考えているそうです。
爪に火をともすような切り詰めた生活をするのではなく、なんとなく中くらいのランクのものを選んでしまったりといった、自分に重要でない出費を抑えることが節約につながります。
私自身もお金を使う際は「これを買うと自分の人生にプラスになるか」ということを自問するようにしています。
そうすると大抵のものは買わなくて済みます(笑)
ジェイソン流・本気の節約術
ジェイソン氏が実践している節約術です。
全てを真似するのは難しいかもしれませんが、参考になるものがあると思います。
- 自動販売機やコンビニでなるべくペットボトル飲料は買わない!
- 必要がないならコンビニに行かない
- 交通手段はまず歩く!
- より安いスーパーで大量買い&割引買い
- スペックが大して変わらないなら安い代替品で対応
- 洋服は基本買わないorお下がり
- 飲み会には基本行かない
- ジムは公共施設を活用
- サブスクリプションサービスは見直す
- ポイント倍増にだまされない。ポイントはごほうび遣いをしない
- 欲しいものは少し待ち、安いものを買う
- 家族がお金に対して同じ価値観を持つ
2.残りのお金を投資に回す

続いては投資方法についてです。
簡単にまとめると、
「節約で貯まった資金から生活費を除いてすべてVTIに投資する」という内容です。
インデックスファンドに「長期・分散・積立」投資をする
株価を気にせずインデックスファンドに定期的にコツコツ入金する方法を勧めています。
上記の方法のメリットとしてリスクの分散が可能です。
①資産の分散:インデックスファンドに投資→投資対象を広く分散できる
②時間の分散:ドルコスト平均法で毎月積立→価格変動のリスクを抑えることができる
3か月暮らせる生活費を除いてすべて投資に回す
失業して収入がなくなった時などに資産を売却しなくて済むように、ある程度現金を残しておく。
それ以外のお金はすべて投資に回す。
ジェイソン氏は手元に残すお金を3か月分としていますが、ここは個人の状況に応じて判断かと思います。
会社員共働きなら少なくていいし、一馬力子持ちだったら多めに残すなど。
また、この3か月分の生活費以外を投資に回す場合、
月々の生活費が少なければ手元に残すお金は少なくて済み、より多く投資に回すことができます。
(毎月生活費10万→30万残す、毎月生活費30万→90万残すという感じです)
投資先はVTIがおすすめ
投資先はアメリカ市場全体の約4000社に分散投資できるVTIが推奨されています。
VTIは「CRSP USトータル・ マーケット・インデックス」とういう指数に連動します。
簡単に言うとアメリカ市場の平均点が取れるETFです。
過去20年では年間9.4%のリターンが得られています。
平均点というと物足りない感じがしますが、機関投資家や専業トレーダーが頑張って出した収益の平均と考えれば素人には十分です。
というかプロでも市場平均を長期間上回るのは困難です。
また、米国株をおススメする理由としては下記があげられています。
- 身の回りには米国のサービスがあふれている
- 暴落が起きても右肩上がりで成長を続ける(約120年で680倍に成長)
- 米国企業は世界中でビジネスをしているので世界分散しているようなもの
このようにVTIに投資することにより、誰でも簡単に長期で安定したリターンを得ることができます。
投資しないもの
ジェイソン氏が投資しないものとその理由についてです。
基本的に成長性や流動性が無いものには投資しないほうが無難とのこと。
・個別株
→チャンスもあるがリスクが大きく手間もかかる。VTIにすべての優良企業が含まれている。
・暗号資産
→暗号資産自体には価値があるわけではない。人々の思惑で価格が動くチューリップバブルのようなもの
・コモディティ(現物)
→株と違って成長しない
中国株
→成長の可能性はあるが、中国の政策の影響を受けやすくリスクが大きい
不動産
→手間がかかる、成長しない、売りたいときに売れない
3.待つ

投資を始めたら売らない
投資を始めたらとにかく長期間保有し続けることが大切です。
利益が出たら売りたくなりますが、売ると税金や手数料がかかるのでずっと保有しているよりも効率が落ちてしまいます。
インデックスファンドは金の卵を産むガチョウです。
売る行為はガチョウを殺すのと同じことなので本当にお金が必要になるときまで我慢しましょう。
投資を早く始めて長く続けることがリターンを高める確実な方法です。
まとめ 「節約して、コツコツ入金して、待つ」を継続すれば経済的自立も夢じゃない
ジェイソン氏のストイックなところを真似するのは難しいかもしれないですが、節約や投資手法はシンプルで再現性が高いので真似しやすいと思います。
全体的に難しい言葉を使わず初心者向けに書かれているので、これから投資を始めたいという方はぜひお手に取ってみてください!
そして自分のできるところから実践に移して
「節約して、コツコツ入金して、待つ」を継続していきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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